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ピッコリーには毎月たくさんの新しい本が仲間入りします。その中から、数冊みなさんにご紹介する「新着本紹介」。 そして、ピッコリーのスタッフたちが新着本とは関係なく、気に入った本や音楽を紹介する「おすすめ本」。チェックしてね。
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新着本紹介

絵本『めん たべよう』
福音館書店
子どもは麺料理が大好き。うどんは離乳食で最初に出会う「麺」の1つでしょうし、少し大きくなったら、スパゲッティやラーメンを食べられるようになりますよね。この本はそんな麺料理をうどん・スパゲッティ・そば・ラーメンの4種に絞って描いています。どの場面も、あたたかな湯気やだしの香りが漂ってきそうです。最後のページのお品書きも、味わい深いです。子どもも大人も読めばきっと麺を食べに行きたくなる、そんな美味しい絵本です!(N)

知識『ひなにんぎょうができるまで』
人形の東玉 監修
ひさかたチャイルド
ひな祭りは、子どもたちの健康と幸せを祈る行事です。そのひな祭りで飾られるのは、美しい「ひな人形」。一体だれがどのようにしてひな人形を作っているか、知っていますか?この本では、人形作りの工房を取材し、その製作工程をたくさんの写真とともに紹介します。ひな人形の顔や衣装をそれぞれの職人がひとつひとつ丁寧につくりあげていく様子を見ることができますよ。飾られている人形や道具についても解説しているので、この本を読んでから、ぜひ本物のひな人形を見てみてくださいね。(A)
おすすめ本
★はピッコリーにある本です
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★『ヨチヨチ父 』
ヨシタケシンスケ 作
赤ちゃんとママ社はじめて「父」になった戸惑いを描くヨシタケシンスケ初の育児本。パパになってわかったトホホな真実とは! ?初めて親になるのはママだけではないですよね。パパもママ同様に「とまどう日々」が始まります。母子手帳があるのに「パパ手帳」は無くて良いのか?戸惑いながら奮闘するパパとママの様子や心情が描かれています。パパ同士共感し合えたり、ママは「パパはそんなふうに思っていたんだ~。」とか。この作品をおすすめしたいのは、やっぱり新米パパ。育児の大変さも楽しさも、面白く描いてあって子育てに前向きになれる一冊です。
(ピッコリースタッフ:尚)
★『かぜのひ』
サム・アッシャー 作・絵
吉上恭太 訳
徳間書店風が吹くとなんだかわくわくするときがありませんか?この本の始まりは、風が吹いてたくさんの葉っぱが舞い上がり、これからなにか楽しいことがおこりそうな気配を感じさせます。風が吹けば楽しいことがいっぱい。落ち葉をけっとばし、風にのって空を飛び、向かい風と力くらべ。おじいちゃんとぼくは、たこをあげに公園に出かけます。落ち葉が舞う様子が印象的で、風の強さを想像させます。おじいちゃんとのたこあげの場面は、圧巻ですよ。『あめのひ』の姉妹編。2冊あわせてどうぞ。
(ピッコリースタッフ:あや)
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『やさしく、つよく、おもしろく。』(ほぼ日ブックス)
ながしまひろみ
株式会社ほぼ日ほぼ日刊イトイ新聞に連載されていた、小学生のゆきちゃんとお母さんの日常を描いたショートストーリー漫画です。ふとした時の楽しい気持ちや悲しい気持ち、同級生の何気ない一言に心が騒いだり励まされたりする瞬間があって、そういえば子どもの頃こんな風に感じたなあと、読んでいると優しい気持ちになっています。子どもの頃、そして大人になっても些細なことで心が揺れ動いてしまうこと、それは弱いわけではなくて当たり前のことなんだよと、そっと温かく見つめてくれているような眼差しが感じられるからかもしれません。優しい絵に興味を持ったのか、娘もわからない漢字を聞きながら読んでいました。
(ピッコリースタッフ:ますこ)
『ファーストラヴ』
島本理生
文藝春秋社タイトルだけ見ると胸キュン恋愛物っぽい感じです。私はあの手の話がかなり苦手で、自分を可愛くないと思っている可愛い主人公とか、彼女のモテながら鈍感すぎるキャラとか、やたらグズグズして告白しない男子とか、キィーってなります(笑)。
脱線しました、おすすめ本はそういう話ではありません。何というジャンルなのかわかりませんが、シリアスかつ求心力があります。読みながら、女の敵は同性か異性か、という問題を考えていました。これは意見が分かれるかと思いますが、私はこの本を読む限り、女の敵は女派ですね。(ピッコリーネットワーク:青かびチーズ)