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ピッコリーには毎月たくさんの新しい本が仲間入りします。その中から、数冊みなさんにご紹介する「新着本紹介」。 そして、ピッコリーのスタッフたちが新着本とは関係なく、気に入った本や音楽を紹介する「おすすめ本」。チェックしてね。
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新着本紹介

絵本『I Can Share』
Grosset & Dunlap
分かち合うことを学ぶことは、小さい子には難しいルールの1つです。「これ、わたしのよ!」お人形や三輪車、砂場であそべるシャベルをもっていると、一人占めしたくなるもの。だけど、一緒にあそぶためにはどうしたらいいかな? この絵本はシェアする楽しみを知るための一冊。絵本作家、Kren Katz(カレン・カッツ)の人気シリーズで遊んで楽しむしかけが盛り込まれた英語の絵本です。(N)

知識『わくわく発見!世界の民族衣装』
河出書房新社
世界には、いろいろな衣服があることを知っていますか?民族衣装は、それぞれの土地の伝統や歴史のなかで生まれました。例えば、日本の民族衣装は「きもの」。「きもの」の原型は今から 2000年くらい前に中国から入ってきたそうです。今では特別なときに着ることが多いですね。この本では、色や形が違う世界45ヵ国の美しい民族衣装を、イラストでわかりやすく紹介します。「着てみたい!」と思う民族衣装が見つかるかもしれませんよ。調べ学習にもぜひ。(A)
おすすめ本
★はピッコリーにある本です
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★『もうねんね』
松谷みよ子 作
瀬川康男 絵
童心社眠たいのに寝たくない。眠たいのに眠れない。小さな子どもを寝かしつけるのは本当に大仕事です。この絵本は、眠そうに伸びをするイヌが1匹。「ねむたいよう おやすみなさい ワン」。 ねこもねんね、めんどりも、ひよこも、モモちゃんもねむたいよう。おやすみなさい。 繰り返される言葉が心地よく、やさしい色合いの絵が眠りに誘います。大人でも睡眠導入にお勧めの一冊です。動物やモモちゃんの寝顔が本当に「とろ とろ ねんね」で可愛らしいです。
(ピッコリースタッフ:尚)
★『坂本廣子のつくろう!食べよう!行事食 ①正月から桃の節句』
坂本廣子 著
奥村彪生 監修
少年写真新聞社お正月、節分、ひな祭り…日本にはさまざまな年中行事があり、その日は特別なごはんやお菓子を食べます。年中行事で食べる行事食は、「人間を越えた力への祈りであり自然への感謝」を「食」であらわしたものだそう。この本では、季節ごとの行事の由来や行事食に込められた思い、作り方が丁寧に紹介されています。作り方のページでは手順が写真であらわしているため、子どもが自分でチャレンジしやすくなっています。全3巻のうち、1巻ではお正月から桃の節句までの行事食を紹介。行事について知らなかったことがたくさんあり、毎年何も考えずにおいしいごはんだけ食べて過ごしていたんだな…と反省しました。子どもだけでなく、大人にもおすすめです!
(ピッコリースタッフ:あや)
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★『ゆきのひのうさこちゃん』
ディック・ブルーナ 作・絵
いしい ももこ翻訳
福音館書店ディック・ブルーナさんのうさこちゃん(ミッフィー)シリーズの冬に読みたい一冊です。うさこちゃんの本は小さな子どもにも手に取りやすいようで、2歳の娘もよく自分で開いています。雪がたくさんふった日、うさこちゃんはマフラーを巻いて外へ雪遊びにいきます(赤い耳は帽子です!)。そんな中、寒くて泣いている小鳥に出会います。うさこちゃんは、かなづちや木切れ小鳥のおうちを作ろうと考えます。うさこちゃんが、お家を作るための長い木の棒を持っているシーンがあるのですが、私はパラパラとページをめくったにそれを見て「スキーをする話かな」と勘違いしていました。読んでいてほっこりする、とても可愛らしい本です。
(ピッコリースタッフ:ますこ)
『ウツボカズラの甘い息』(幻冬舎文庫)
柚月裕子 作
幻冬舎昨年、古本を手に入れてから、ドストエフスキーブームが十年ぶりに再燃。「未成年」から始まり、「死の家の記録」に続いて年末年始には「カラマーゾフの兄弟」を再読。カラマーゾフはやはりべらぼうに面白く、罪悪感などから錯乱し、悪魔の幻にうなされる次兄イワンのシーンに胸踊らせながら大晦日を過ごしました(笑)。年始は「スチェパンチコヴォ村とその住人」を読んで一旦ストップ。今度は「白痴」と「悪霊」あたりを再読したいのですが…もうええわ、という声が聞こえてきそうなので、この辺でやめておきます。また、同じ作者の作品ばかりを紹介するのも芸がないので、今回のおすすめ本は上記にしておきます。字数問題上、何だかぺらぺらの紹介になりますが、おもしろいミステリーですよ。
(ピッコリーネットワーク:青かびチーズ)