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ピッコリーには毎月たくさんの新しい本が仲間入りします。その中から、数冊みなさんにご紹介する「新着本紹介」。 そして、ピッコリーのスタッフたちが新着本とは関係なく、気に入った本や音楽を紹介する「おすすめ本」。チェックしてね。
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新着本紹介

絵本『だいこんさん おふろに はいる』
PHP研究所
だいこんのきょうだいたちが、おしゃべりをしています。「おふろ はいって きれいになろ」「さあ いこかー」今日はだいこんたちがお料理をしてもらう日。みんな、みずから進んでお風呂場に向かい、しっかりかけ湯をしてから湯船につかります。歌もうたって、とっても気持ち良さそう!そこへ、ブリや串カツさんもやってきて…。さて、だいこんたちは一体どうなるのでしょうか?関西弁が楽しい、岡田よしたかさんのユーモア絵本第3弾。読むと思わず笑ってしまいますよ。(A)

知識『かいちゅうでんとう』
福音館書店
子どもたちは懐中電灯が大好きですね。「ねえ、お兄ちゃん、いっしょにおへやをたんけん しようよ!ぼく、懐中電灯もってるから、暗い夜でもこわくないんだ。」まあるい光に照らされたへやは、なんだかいつもとちがって見える。光を揺らすと、影がおどる。窓の外を照らしてみたら…「わあ、光がすじになってる!」ぼくたちの光はどこまで届くのかな? 作者のみやこしあきこさん自身が「私は光と影の美しさを大切にして絵を描いてきました。」と言われているように、この絵本も「光」の表現がすばらしいです。光の美しさ、楽しさ、再発見です。(N)
おすすめ本
★はピッコリーにある本です
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★『しげちゃん』
室井 滋 作
長谷川 義史 絵
金の星社みんながもっている「名前」。気に入っている人もいれば、そうではない人もいるかと思います。そして、名前に関わるエピソードも名前の数だけあると思います。この絵本の主人公、しげちゃんは、男の子の名前みたいな自分の名前を嫌ってみたり、違う名前を考えてみたり、でもお母さんに言ってみてから泣いてしまったり。そして、お母さんに“滋”という名前に込められた願い、思いを教えてもらい、自分の名前が大好きになるおはなしです。揺れ動く「しげちゃん」の気持ちを長谷川義史さんがよく表現されています。お話を読んだあとに家族やお友達と「名前」のエピソードを聞きあうのも良いかもしれませんね。
(ピッコリースタッフ:尚)
★『わたしのすきなやりかた』
五味太郎 作
偕成社自分の好きなやり方ってありますか?みんな、それぞれ自分のこだわりや好きなことがあると思います。これは男の子のお母さんが「わたしのすきなやりかた としては ○○なんだけれどね…」と言って、いろいろ自分の好きなやりかたを教えてくれるお話。例えば、「えいようまんてん バランスのよいしょくじ」だったり、「おともだちとたいせつなおはなしをすること」だったり。母親として、ひとりの人間として「すきなやりかた」が自分のなかにちゃんとあるって素敵なことだなぁと思います。姉妹編『ぼくのすきなやりかた』と一緒にどうぞ。
(ピッコリースタッフ:あや)
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『ゼロくんのかち』
(岩波の子どもの本)ジャンニ・ロダーリ 著
エレナ・デル・ヴェント イラスト
関口 英子 翻訳
岩波書店娘のお友達から、クリスマスプレゼントに素敵な本をいただきました。まん丸い、優しいゼロくん。比べっこをしても負けてばかり、だれもいっしょに遊んでくれません。ところがある日、勇気を出していちくんをドライブに誘ったら、今まで見向きもしなかった、さんちゃんやななちゃんが、ゼロくんに会うとおじぎをしてくれるのです! ゼロくんがみんなに一目おかれ、どうして人気者になったのでしょうか? 発想を転換すると見え方が変わる!ゼロ、という数字の見え方が変わってくる面白い本です。
(ピッコリースタッフ:ますこ)
『ガール・オン・ザ・トレイン』(講談社文庫)
ポーラ・ホーキンズ作、池田真紀子訳
講談社「ガール・オン・ザ・トレイン」ポーラ・ホーキンズ作、池田真紀子訳 ロンドン旅行の飛行機の中でこの映画が視聴でき、結局見なかったのですが、何となく気になっていて原作を読みました。すると舞台がロンドンのミステリーでした。内容は特にロンドン感はなく、「ああ、欧米の女性が好きそうな話だなあ」という感じです(笑・欧米の女性がどんなのかは知らないのですが)。あと、検索をかけるとギリアン・フリンの「ゴーンガール」もよく一緒にヒットするので、そちらが好みの方にも向いていると思います(ちなみに私もこの本を以前おすすめしていました)。
(ピッコリーネットワーク:青かびチーズ)