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ピッコリーには毎月たくさんの新しい本が仲間入りします。その中から、数冊みなさんにご紹介する「新着本紹介」。 そして、ピッコリーのスタッフたちが新着本とは関係なく、気に入った本や音楽を紹介する「おすすめ本」。チェックしてね。
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新着本紹介

絵本『ねるじかん』
アリス館
夜おそくまで起きて遊んでいる男の子と、それを寝かしつけようとしているお母さん。男の子がふとドアを見ると「ぐにゅううううう」…ドアが曲がって見えました。壁も「もこもこ~」。窓の外をのぞいてみると、魚が泳いでいたり、ポストが走っていたり!不思議な世界がどんどん広がります。寝る前の現実と夢とのはざ間の時間は、子どもにとって特別な時間なのかもしれません。鈴木のりたけさんの迫力ある絵に、読んでいる私たちの想像力もかきたてられます。(A)

知識『すごいね!みんなの通学路《世界に生きる子どもたち》』
西田 佳子 訳
西村書店
朝、「行ってきます!」と元気よく出かける子どもたち。その風景は実にさまざま。世界各国の通学風景を収めた、写真絵本です。世界のさまざまな地域に住む子どもたちは、どうやって学校に通っているのでしょう。てくてく歩いて?バスや車に乗って?学校まで、とても遠い道のりを歩かなくてはならなかったり、自分の机や、飲み水の入った重いたらいを、運んでいかなければならない国(地域)の子どもたちもいるのです。「学ぶのは楽しい」「友達にも会える」「だから学校へ通うんだ」そんな彼らの気持ちが伝わってきます。そのひたむきな姿は、私たちに勇気と元気を与えてくれます。巻頭にはノーベル平和賞受賞、マララさんの写真も収録されています。(N)
おすすめ本
★はピッコリーにある本です
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★『もこもこもこ』
谷川 俊太郎 作
元永 定正 絵
文研出版40年以上前に発行されてから今なお愛され続けているロングセラーの絵本です。言葉も「もこ」「にょき」「ぽろり」などの擬音だけですが、絵とぴったり合っています。空と大地が舞台です。「しーん」地面の一部が盛り上がり「もこ」盛り上がりはさらに大きくなり、となりに小さな「もこもこ」「にょき」そして最後には「しーん」。そして、また「もこ」!ページをめくるたびに「もこ」は変化をしていきます。この不思議な「もこもこ」「にょきにょき」「ふんわ」たちは生きていて物語をつくっているようです。絵も美しく、小さな子どもにも喜ばれる、親子で楽しめる一冊です。100万部突破を記念して開催されたときには谷川俊太郎さんが読み語り会をされました。
(ピッコリースタッフ:尚)
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★『あたりかも』
きたじまごうき 作・絵
PHP研究所暑い夏の日、ぼくがアイスを食べていると、棒に「あたりかも」の文字が…。「あたりかも」とは一体どういうことなのか?ぼくとパパは、アイスの袋の裏に書いてあった「アイスおうこく」へ行ってみることにしました。「あたりかも」が「あたり」なのかを確かめるため、2人はおうさまのもとへと向かいます。はたして、2人は無事「あたりかも」の意味を確かめることができるのでしょうか…?アイスの棒から始まる、夏にぴったりの冒険物語。読んでいるだけで、ひんやりとしてきます。アイスおうこくのおいしそうなアイスに注目ですよ。読み終わったらソーダ味のアイスが食べたくなるかも。
(ピッコリースタッフ:あや)
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★『はじめてであうすうがくの絵本1』
安野 光雅 作
福音館書店数字を学びだした小学校一年生の長女に、と本棚に置いている本です。算数、数学、私は子どもの頃そんなに得意ではなかっ…、いえ、全く得意ではありませんでしたので、勉強の取り組み方をどうやって伝えたら良いのかな、と考えていた時にこの本を知りました。とは言っても、数学(すうがく)を学ぶというよりは、見つけることや考えることの楽しさを教えてくれる本。私も幼少の頃に出会いたかったなあと思う一冊です。娘は夜寝る前に、お父さんと一緒にクイズを解くような感覚で一緒に楽しんで読んでいます。優しく可愛らしい安野光雄さんの絵も素敵です。同シリーズの2、3巻も所蔵していますので、あわせてどうぞ。
(ピッコリースタッフ:ますこ)