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ピッコリーには毎月たくさんの新しい本が仲間入りします。その中から、数冊みなさんにご紹介する「新着本紹介」。 そして、ピッコリーのスタッフたちが新着本とは関係なく、気に入った本や音楽を紹介する「おすすめ本」。チェックしてね。
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新着本紹介

絵本『そらから ぼふ~ん』
くもん出版
「ひゅ~」「ぼふ~ん」と、ものすごい音がして、なにかが空から落ちてきました。しばらくすると、また「ぼぼーん!」となにかが落ちてきました。近くに行ってみると、それは巨大なアレ!その後も、おもしろい音と一緒に、次々といろいろなものが落ちてきます。空から落ちてきたものはなんだったのか?もし目の前に、アレが落ちてきたらどうするのか?絵本を読んで想像してみると、きっと楽しいですよ。(A)

知識『寿命図鑑』
やまぐちかおり・絵
いろは出版
「寿命」という最近の子どもたちが身近に接することの少なくなったテーマを楽しく学べる図鑑です。天国の神様が1つひとつの命の輝きを紹介していきます。もやしの寿命はたった一日。太陽の寿命は100億年。それぞれの生き方も死に方もまったく違うけれど、一生懸命限られた命を生きき抜こうとしているのはみんな同じ。知ればきっと世界が違ってみえるはずです。この本に登場するすべてのイラスト に「天使のわっか」がついているのも見所の ひとつです。最後に神様からの「あとがき」 も感慨深いものがあります。(N)
おすすめ本
★はピッコリーにある本です
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★『わたしのろば ベンジャミン』
ハンス・リマー 作
レナート・オスベック 写真
松岡 享子 訳
こぐま社我が家に20年以上前からある本で、親子で何回もくりかえし読んだ懐かしい本です。この本はギリシャのロードス島を舞台に、小さな女の子スージーとロバのベンジャミンとの関わりを描いた写真絵本です。スージーの一番の友達は、ろばのベンジャミン。けれどもある朝、ベンがいなくなって…。白黒の写真からは幼い子の体温や、ろばの毛の柔らかさまで伝わってきます。ストーリー展開があり、お話としても山場が作られています。ほのぼのとした気持ちになったり、不安になって涙が出たり。ろばのベンジャミンが小さな女の子の思いを全部受け止めている様子がが写真から伝わってきます。今から25年以上も前に出版された本ですが、8カ国語に翻訳され読まれているそうです。
(ピッコリースタッフ:尚)
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★『シバ犬のチャイ』
あおきひろえ 文
長谷川義史 絵
BL出版大きな鼻、大きな口、まっすぐこちらを見つめる黒い瞳。表紙には、いまにもしっぽをふりふりしながら走ってきそうな、シバ犬が描かれています。この子が、豆シバのチャイ。5人家族の一員です。3人の子どもたちのドタバタに昼寝を邪魔されながらも、平和に過ごしています。この絵本は、長谷川さんとあおきさんの初めての夫婦絵本で、長谷川さんのおうちにいる「チャイ」がモデルだそう。くるくる変わるチャイの表情が、ずっと見ていたくなるほどかわいくて、「するする!こんな顔!」と思いながら読んでいます。犬好きな人はもちろん、そうでない人も、ぜひ!
(ピッコリースタッフ:あや)
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『親子の手帖』
鳥羽 和久
鳥影社福岡市で現代の寺子屋(学習塾)を開かれている著者の鳥羽和久さん。内容については「すべてフィクション」とありますが、学ぶことを通して成長したり、つまずいたり、嘘をついたり、葛藤する、生々しい親子の姿があります。今、娘はまだ小学校に入ったばかりで、本に出てくる受験勉強などはまだ無縁ですが、喧嘩したり、言い争ったりするたびに自己嫌悪になったり、私の子育てはこれで大丈夫なのかな、と心配に思うことも度々あるので読みました。もちろん、この本を読んだからといってすぐに問題が解決するわけではありませんが、少しだけ心が軽くなるようにも思えます。これから何度も再読することがありそうです。
(ピッコリースタッフ:ますこ)