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ピッコリーには毎月たくさんの新しい本が仲間入りします。その中から、数冊みなさんにご紹介する「新着本紹介」。 そして、ピッコリーのスタッフたちが新着本とは関係なく、気に入った本や音楽を紹介する「おすすめ本」。チェックしてね。
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新着本紹介

知識『料理しなんしょ コッペとオサジのおいしい12か月』
偕成社
ものぐさな女の子「コッペ」は、一人でお留守番中に「料理しなんしょ」という本を手にします。でも、みたことのない道具、調味料ばかり。心細くなったコッペの前にイモリとヤモリが現れ、一緒に料理をすることに…。
料理って難しい?めんどくさい?もし、そう思っている人がいたら、ぜひこの本を読んでみてください。お湯をわかしてお茶を入れることから始まり、夏野菜のラタトイユ、フレンチトーストなど、おいしそうな料理がたくさん!作り方は、包丁を使うかわりに手でキャベツをちぎったり、材料の量も大体で良かったり。難しく考える必要はありません。コッペたちと一緒に楽しく料理をすれば、 一年が過ぎる頃には、きっと料理が好きになっているはずですよ。(A)
おすすめ本
★はピッコリーにある本です
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★『すーちゃんとねこ』
さのようこ 作
こぐま社子どもの頃、寝る前に何度も読んでもらった絵本です。すーちゃんがじろっと、ねこちゃんを見ている表紙が印象的。お散歩中に、ねこちゃんは風船が木にひっかかっているのを見つけました。ねこちゃんは、するするっと木にのぼって、それをとります。ですが、すーちゃんはその風船を横取りしてしまうのです。風船を手に走っていくすーちゃんを追いかけるねこちゃん。その姿がなんともいえず、かわいそう…。ねこちゃんの目や表情が、とってもかわいそう。そして、風船を手に楽しそうに過ごすすーちゃんを、ひどい、と思ってしまいます。けれども、その後、ねこちゃんはたくさんの風船を手にすることができるのです。それを見たすーちゃんは…?
「いじわる」とは、どんなことなのか、いじわるをされて、涙がじわっと出てくるような感覚を、この絵本が教えてくれます。静かに、そっと読みたい絵本です。(ピッコリースタッフ:あや)
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『お山の幼稚園で育つ』(こどものみらい叢書)
山下 太郎 著
世界思想社ピッコリーがある大学の大階段の前を、小さな子ども達が先生に誘導され、列を作ってゆっくり歩いている光景を何度も見かけました。彼らが毎日歩いて通う場所、左京区のおやまの中腹にある幼稚園の園長先生の著書です。読んでいると、歩いて登園するということ、森で遊ぶということを思いきり経験した子ども達がなんだか羨ましくてしょうがありません。タイトルに幼稚園とありますが、子どもとのふれあい方や関わり方全般についてもそっとヒントがあるように思え、幼児の子育てを終えた後もなんども読み返したい一冊です。
(ピッコリースタッフ:ますこ)